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2021/11/18 14:18

駐日アイスランド大使館の設立20周年を記念して10月に開催された『アイスランド写真コンテスト』、約一カ月の募集期間中に126名の皆様から応募があり、関係者の予想を上回る枚数の写真が集まりました。まずはご参加頂いた皆様、誠にありがとう御座いました!


11月頭にステファン大使、日本写真家協会 会長 野町嘉和氏、写真家 南佐和子氏、シバノが大使館にて審査会を行い、11/12(金)に大使館の各種SNSにて受賞作が発表になっております!受賞した皆様、おめでとう御座います。

20年間の写真が応募対象だったので、アイスランドのさまざまな表情を皆様の写真から拝見させて頂き。同国を撮り続けているフォトグラファーとして個人的にも大変勉強になりました。

少し審査会当日(↑写真)のレポートをさせて頂きますと、まずは最優秀賞(1名)&優秀賞(2名)の決定から優先して行い、その後に各審査員賞を決めさせて頂きました。今回のコンテストはお一人で10枚まで作品を送る事が出来たため複数の写真が受賞候補に挙がった方もいらしたのですが、お一人につきイチ受賞とした事、それから出来るだけ受賞作が似た雰囲気のモチーフに偏らないよう配慮しての最終選考となっております。

応募作品は同国の魅力である大自然の風景が多く、美しい写真もたくさん候補に残っておりましたが、前述のような理由で被写体が重複しないよう選考にポイントを置いていたので、個人的に最終決定は大変悩ましかったです。

そんな多数の作品の中から、シバノジョシア賞は木股留惟様『フィヨルドを見守る』を選ばせて頂きました。首都レイキャヴィクから北にある小さな町 Borgarnesで出会ったネコちゃんに案内されるよう訪れた高台で撮影されたそうです。旅先での意外な出会いから生まれる"その時にしか撮れない一瞬"と写真の外側にストーリーを感じる一枚で、シンプルな構図と色合いの中にもしっかりと被写体にポイントを置かれ、ゆっくりと眺めていたい魅力がありました。

全受賞作品はこちらのリンク先からご覧ください!後日、あらためて大使館Webでの閲覧も可能になるようです。

今回のコンテストが皆様の"アイスランド熱"につながると良いですね♪ アイスランド現地へ安心して渡航できるようになるには今しばらく様子見が続きそうですが、2022年には海外も含めて落ち着いた状況になっていく事を願いつつ。1日でも早く観光や写真撮影での旅が再開出来ますように!

P.S. 審査員にはアイスランド現地からアーティストのインガ・リーサ・ミドルトン氏も参加されてます。